馬の値段はいくら?価格を本当に決めるもの

馬に平均価格はなく、それを口にする人は推測しているだけです。価格を本当に決めるもの、提示価格の読み方、そして相場より大きく低い申し出への答え方。

Mostafa Zamani約5分

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風化した木の馬房の半扉から顔を出す鹿毛の馬。脇には飾りのない革の無口と巻いた引き手が掛かり、扉の上に畳んだ馬着が載っている。

馬の値段はいくらか。輸送費と同じくらいから家一軒分まで、というのが答えで、正直に言えば、その数字は人が思うよりずっと少ないことしか教えてくれません。写真では同じに見える二頭が価格で五倍違うのはごく普通のことで、しかもどちらも正しく値付けされていることがあります。

この記事は、探し始めて、その幅を目にし、申し出をする前に背景を知りたい初めての買い手のために書いています。馬の値段を決める七つの要素、提示価格の読み方、私たちが平均額を公表しない理由、そして自分が出せる金額が広告の額を大きく下回るときにどうするか、を扱います。

馬の値段に平均がない理由

この主題の解説はどれも価格帯を示し、そのどれもが役に立たないほど広い。仲間用のポニーと実績のある競技馬を同じ一文で覆わなければならないからです。フランス国立馬・馬術研究所(IFCE)はフランスの馬の価格のページで端的に述べています。価格は馬を買う目的、その水準、年齢、経験によって決まり、単一の市場は存在しない、と。これは私たちが事業を行うどの国でも同じです。

日本の競走馬市場を見れば、幅の大きさがよくわかります。競走馬のふるさと案内所のまとめによれば、2024年に国内の市場で取引されたサラブレッドは、最高6億4,900万円から最低55万円までの幅があり、平均は約2,014万円でした(2026年9月閲覧)。平均という一つの数字が、どの一頭の価格も表していないことがわかります。乗用馬は別の市場ですが、原理は同じです。

だから私たちは平均を公表しません。できるのは、数字を動かす要素に名前を付けることです。それはどこでも同じで、広告を読むときに見るべきものです。

馬の値段を決める七つの要素

  1. いま何ができるか。調教の度合いと競技実績が群を抜いて最大の要素です。あなたが望む仕事を、望む水準で、審判の前でやってのけた馬は、やれるかもしれない馬より価値があり、その差は小さくありません。
  2. 年齢。価格は、調教が済み、なおキャリアが残っている中間の年齢で頂点に達します。若い未調教馬が安いのは買い手が数年分の仕事を負うから、高齢馬が安いのは買い手が衰えの数年を負うからです。
  3. 健康状態と履歴。問題のない購入前検査は価格を支えます。既知の疾患、過去の怪我、所見のあるレントゲンは価格を下げ、下げて当然です。売り手が織り込んだリスクを買い手が引き受けるのですから。
  4. 血統と登録。両親が判明し血統書に登録された馬は、同じタイプの未登録馬より高く、繁殖志向の市場ではその差が大きくなります。
  5. 気性と乗りやすさ。自信のないアマチュアが楽しめる馬は、プロにしか乗れない才能馬より、大半の買い手にとって価値があります。広告に「アマチュア向き」と書かれるのには理由があります。
  6. タイプ、体高、見た目。流行は実在します。毛色、大きさ、品種は、そうあるべきかどうかにかかわらず売れます。
  7. どこにいるか。同じ馬でも国や地域が違えば値段が違い、三つ国境を越えた先の馬には、輸送、書類、国境が実際の費用として組み込まれています。

提示価格の読み方

提示価格は売り手の意見です。似た馬がいくらで売れたか、そして売り手がいくら必要としているかに影響されています。上の七つの要素に照らして読み、どの要素を主張しているのかを問うてください。実績のない若馬に高い値段が付いているなら、それは血統と潜在能力についての主張です。登録書類を見せてもらいましょう。実績のある調教済みの馬に安い値段が付いているなら、どこかに問題があるか、売り手が急いで手放したいかのどちらかです。どちらかを尋ねてください。

そして広告ではなく市場を見ること。Hoofineの販売馬は種目、年齢、体高、国で絞り込めます。同じ国の同じタイプの馬を三十分比べるほうが、公表されたどんな価格帯より馬の価格について多くを教えてくれます。タイプの割に目立って安い出品こそ、最も多くの質問に値します。

価格が教えてくれないこと

価格は何も保証しません。高い馬が購入前検査で不合格になることもあれば、安い馬が生涯の一頭になることもあります。価格はまた、大半の売買を決める唯一のこと、つまりこの馬がこの乗り手に合うかどうかについて何も語りません。それを知るのが下見、試乗、そして購入前の獣医検査であり、どれだけ広告を読んでもその代わりにはなりません。

価格には、その後にかかるものも含まれていません。小型車一台分の値段の馬は、毎月おおよそ小型車の維持費と同じくらいかかります。月々の請求書こそが、本当に購入できるかどうかを決める数字です。

提示価格を大きく下回る申し出

提示価格を下回る申し出はこの市場では普通で、正直に値付けした売り手は多少の交渉を織り込んでいます。織り込んでいないのは、理由のない申し出です。低い額を提示するなら、理由を言ってください。検査で所見が出た、広告より調教が進んでいない、同等の馬がもっと安く出ている。理由があれば、売り手は「はい」と言う道を持てます。

うまくいかないのは、提示価格を半分に値切る出発点として扱うことです。特に個人の売り手は思い入れのある馬を売っていることが多く、理由のない安値の申し出は、交渉の入口ではなく侮辱として読まれます。一方で業者は利幅を見込んで値付けし、交渉を前提にしています。同じ申し出でも着地は違います。

あなたが売り手で、低い申し出が来たなら、七つの要素のうちどれを買い手は過大評価だと考えているのかを自問してください。買い手が正しいこともあります。あなたの持つものを評価する買い手を待つのが答えのこともあり、求む掲示板はまさにそのためにあります。買い手が探しているものと払える額を書いているのです。

私たちの役割

Hoofineは価格を決めず、馬を査定しません。するのは市場を開いて見せること。価格を信じるのではなく比べられるようにすることです。そして価格が合意されたら、お金を預かります。買い手はエスクローに支払い、馬が移動し、検査期間が過ぎたらお金が解放されます。これは支払いを守ります。価格を正しくはしませんし、馬を健康にもしません。前者は比較が、後者は獣医がやることです。

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